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成と艶の北海道道中記

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2008年 08月 17日

白糠線探訪 その7

上茶路駅周辺を今回はアップしてみようと思います。残念ながら本日は、能書きのみですが、お許し下さい。
上茶路駅は、白糠線の最初の部分開通部分の終着駅として、1964(S39)10月7日開業である。歴史的に言うと、3日後の10日は東京オリンピック雄の開会式であった。
上茶路までの開業が急がれたのは、別炭鉱上茶路鉱から産出される石炭の運搬が大きな目的であったようだ。駅周辺は炭住街となって賑わいがあったようだ。
白糠線は以前も書いたかもしれないが、池北線足寄駅までの計画線であったため、引き続いて延長工事がなされていました。1970年には二股までの工事が終了していましたがこの年には、雄別炭鉱が全山閉山を決め、上茶路鉱も閉山となります。また時期を同じくして国鉄のローカル赤字線対策も始められ、白糠線の延長開業も国鉄の引き受け拒否となります。
1972年、政治決着という形で上茶路ー北進(二股)間が開業します。しかし、延伸工事は凍結となり、交通事情の変化もあいまって白糠線は斜陽路線の運命を背負っての営業が続きます。
1974年3月31日荷物取り扱い廃止。駅無人化となる。1978年10月1日貨物取り扱い廃止。荷物と貨物の違いが皆さんには分かりますか?
そして、1981年9月18日、前年の国鉄再建法を受けて、第1次特定地方交通線に指定され、廃線となることが確定した。
1963年10月23日、白糠線は廃止となり、上茶路駅も廃駅となる

by naru-tsuu | 2008-08-17 18:30 | 旧白糠線 探訪


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